でもって今日の行先は、まず日本平。
初めて行ったが、静岡の良い風景が見れるところ。
富士山がかなり霞んでいたが、冬だとクッキリバッチリなのかな。
でもって次は、三保の松原。
ここも行った記憶がないが、まぁーとにかく松！松！松！。
これもまた、静岡の良い風景。
夕方になったら東名で帰還。
やはり新東名のほうが走りやすいし全体的なペースも速い。
新東名のデメリットは･･･夜走ると虫がビッシリつく。
くらい。

そんなこんなで、最近やっと夏らしい天気が続くようになったなぁ。
梅雨がズレてんじゃない？って思うほど。
しかし山のほうはもう秋の様相だそうだ。

ってことで夏の終わりソングを探しにYoutube行ったらサザン祭りになって止まらない。
久々に聞いてやっぱいいなぁーと思ったこの曲でグッナイ！
iPodに入ってない良い曲がいっぱいあって困った。

・リュック
→山＆普段使い用に。こちらもけっこうーー探しているが求める機能＆色＆値段で合うものが見つからず。

・会社普段使い用消耗品スーツ
→長時間座るので様々な姿勢変化（正座・あぐらなど）対応。いいやつじゃなくていい。

・ソフトボール用グローブ
→オカンのやつをだましだまし使っているが、自分に合ったやつが1つあっても良かろう。

・4点、もしくは6点ハーネス
→メガーヌ運転席用ホンキベルト。ステアリングと合わせてOMPにしたいが、左席用ばっか。

・Go-PRO
→車載とかなんか撮ってみたい。

・ミラーレスの超ズームレンズ
→遠ーーくのライチョウをとらえられるように。

DE･･･なんだか半端な時間帯だったので、Googleマップでたまたま見つけた「アクテノン」というところへ。
演劇の練習場だそうで、過去は給水場だったとかで、重要文化財的ななにがしだそう。
こんなものがあったとは知らなんだ。
でもってお次は意外といったことない中村公園の豊国神社へ。
セミがいっぱいいて、親子がセミを捕まえているのをみて、久々おじさんも捕まえてみちゃおっかな。
ってことで一匹目はサクッと逃げられ、二匹目は手で覆っても逃げず･･･！
久々にセミを観察して、人差し指にとめて逃がそうとしたけどよじ登るだけで逃げず（笑）
ノンキなやっちゃ。
ちょっと振ったら飛んでった。

そうこうしているうちに、甥っ子一家が来訪。
姪っ子ちゃんがなついてくれないので、前の教訓を生かし、ファーストコンタクトで手同士で「タッチ」！
これが良かったのか、今までのような警戒心は無く、良い感触。
しかし、カメラを向けるととたんにイヤがり、何だと思っているのかわからないが、撮った写真を見せてあげると喜んで笑っていたので一安心。
こうしてなんか不安を先手で解消していってあげればよいのかな。

しばらく走ると、美ヶ原に到着。
ここはとても景色が良いところのはずなのだが、真っ白。
昼を食って早々に撤収して、途中、野生の鹿、キツネなんかも見て、下諏訪へ到着。
諏訪周辺には、諏訪大社が4つあるのだが、そのうちの一つ、下社諏訪大社秋宮へ。
下社のもう一つはすぐ近くにある春宮。
でもってお宿は、中山道下諏訪宿の温泉宿。
部屋の扉が変わっていて、ガラガラの引き戸が湾曲しとる。
狭いスペースを有効活用するための知恵なのか、昔からあるとしたらスゴイな。
晩飯なしにしたので、歩いて花火が見えるポイントへ。
花火は諏訪湖の東側の上諏訪で上がるのだが、下諏訪は湖の北側。
ポイントからの景色はこんな具合。
花火は写真真ん中ちょい左に上がる感じ。
地ビールを飲みつつたこ焼き食いつつ、19時スタート！
天気は雨！（雨天決行）
湖の上の低い雲はドヤサと思っていたのだが、ややややっぱぴ。。
風もないので花火の煙もモリモリしてきてもはや雷雲。
だめだこりゃ。
ってことで退散。
宿に戻ると、テレビで花火の中継をやっていたのだが、キレイに見えとるやん！
どうやら終了30分くらいは雲が晴れて比較的クリアに見えたそう。
いずれにしろ、雷雲のような花火を1時間もガマンして見てはいられないわな。

バスが終点まで行くと、畳平というところへ到着。
ここで標高2,700mくらいで、売店などがあり。

今回は、雷鳥探しが主な目的なのだが、乗鞍の山頂（剣ヶ峰:3,026m）ほど高いところにはおらず、比較的畳平周辺にいるってことで近場から捜索。
まずは、目撃情報がある「魔王岳」。
これは片道10分くらいで、整備された階段を上っていけば山頂へ行けるレベル。
写真の真ん中ちょっと上に見えるのが畳平で、左の山が「富士見岳」、奥のほうーーにある尖った先が、乗鞍山頂の「剣ヶ峰」。
周辺で雷鳥を探していると･･･マジか！タンデム！
岐阜県側から来ているような気がするが、とんでもねぇ。
結局魔王岳には雷鳥おらず。
一度畳平まで戻って、「大黒岳」というところへ。
その途中、「鶴ヶ池」という大きな池があるのだが、その池のほうを双眼鏡で見てるオッチャンがチラホラ。
近くへ行って聞いてみると、雷鳥がいるそう！
肉眼でなんとか探して、手持ちのズームいっぱいで撮った写真がこちら。
わかんねーー岩かなんかにしか見えない。
トリミングするとこんな感じでいるのだが、バッチリ夏毛だな。
探し求めていた雷鳥だが、ちょっと遠すぎる！
ってことで気を取り直して「大黒岳」へ登ってみるが、おらず。
また降りて、今度はさっきの写真で左端に見えてた「富士見岳」へ。
登り口はこんな感じなのだが、まぁまぁ上のほうにあるな･･･。
頂上まで行くも雷鳥はおらず、意外と時間があるので「剣ヶ峰」へ行ってしまえ。
ってことで「剣ヶ峰」を目指す。
途中で、バスが上ってきた道なんかも見えて、雪渓ではボーダーが滑っとる。
でもって「剣ヶ峰」の登り口に到着。
右のモリっとしてるほうが手前で低く、そっから稜線を歩いて左の山のほうへ。
「剣ヶ峰」はこの左の山の更に奥。
岩場など歩いて、さっきの写真の左の山まで来たのがこちら。
更に稜線を歩いて、奥に見えるのが「剣ヶ峰」。
でもってサクサクっと行けば、山頂へ到着。
まぁまぁ雲もりもりだけど、登ってきたほうを見下ろすとこんな感じ。
ちょっとなんだかよくわからんね。
雪の上に見える山が「富士見岳」。
さっきのこの写真を見ると、位置関係が分かるかな。
一番奥の山から、左の山が見えてる感じ。
最後に、こちらもよく目撃されるという、畳平横の花畑コースを回ってみたが、雷鳥はおらず。
結局池のところで見た一羽だけ。

日が暮れそうなところで、宿食用ビールのあてにハムを探し･･･オシャレな専門店へ。
お値段するけど、うまし！
生ハムのほうがマッチしてて良いかなー。

いつも位置から電車に乗り込むと、座席の足元にひっくり返ったアブラゼミが一匹。
腹弁が無いので、メスのアブラゼミだ。
向かいに座っている女子二人組も、そのセミについて何やら話をしている。
他の乗客は気付いてか気付いておらずか、全く無関心だ。

幼少期は、よくセミを捕まえに行ったものだ。
羽化前の幼虫を見つけようものなら、家に持ち帰り、網戸に止めさせて羽化をじっと観察。
思い返してみても、数回程度しか見たことはなく、とても貴重な体験だった。
それほどセミには興味があり、今でもこの地域ではなかなか聞くことのできないミンミンゼミの鳴き声を聞くとワクワクする。
夕暮れ時の山で聴くヒグラシの鳴き声もまた夏を感じさせる貴重な音だ。

セミの寿命は短い。
というのは良く知られた話だが、7年も土の中で暮らし、一週間で息絶える。
流れ星のような生き物だが、この電車に転がっているアブラゼミもまた同じ。
このまま放置して、誰かに踏まれようものなら、どれほど悲しいだろうか。
という気持ちがよぎり、このセミを逃がしてやろう。
と思った。

チャンスは、駅に着いて扉が開いている時間だけ。

どのタイミングで捕まえるか？
待てよ･･･捕まえ損ねて密閉された車内でアブラゼミが飛び回ったらOREはテロリストだ。
転がって死んでると思って近づいたら突然飛んで逃げてビックリした･･･なんて話はよく聞く話。
これは捕まえるのにも気を遣うぞ･･･。
と考えていたら、ドキドキしてきた。

しかし、次の駅は比較的乗客がポツポツ乗ってくる。
電車に乗ろうとしているところに、ドビラ付近からセミを放たれたらちょっとしたパニックになるだろう。
ということで最初の駅は見送ることに。

アブラゼミはまだひっくり返ってワシワシしている。

電車は数分走り･･･次の駅に向けて減速を始める。
次の駅はあまり人が乗ってこないから、逃がすには絶好のチャンスだ。
電車はホームに突入し、止まろうかというところで、しっかり狙いを定めてアブラゼミを捕獲。
意外と暴れることなく、大人しい。
よし、あとは外に放すだけ。

一人乗客がいたが「すみません」と言って電車の中からアブラゼミを外へ放った。
放った瞬間から見失い「どこへ飛んで行った？」というほど飛ばした感覚がなく、まぁいっか、どっか飛んでっただろう。
と席に戻る。
よし、これで一件落着･･･と思った次の瞬間、電車内の向こうのほうで「フヮゥ！」という女性の叫び声が。
ふと声のする方を見ると、声の主はだいたいいつも同じ電車になる、巨漢の女だ。
言ってみれば、通称「バケモン」のような感じ。

よく見ると、白いシャツの胸元に、アブラゼミが止まっている･･･！

一瞬OREは吹いた。

しかしまともに笑ってしまっては、わざとやったというふうに捉えられかねない。
それだけは避けねば･･･と思い、必死に笑いをこらえる。

そして、すかさず巨漢の女の向かいに座っているオバサマがアブラゼミをわしづかみにして、まだ空いている扉から外へ放り投げて、アブラゼミの無賃乗車旅はこれにて終了。

まさか電車の中に戻ってくるとは思いもしなかったな。
藤井総太四段の読み筋にも無いだろう。